singing opens the doors 合唱から続く、文筆への道|伊藤亜和

2024年6月に初著作を発表して以来、立て続けに3作を上梓し、大きな話題を呼んでいる文筆家・伊藤亜和さん。彗星の如く現れた彼女の原点には音楽があり、自分自身を理解し、発信するためのツールとして執筆があった。音楽と文章、2つの方法で自分を表現してきた伊藤さんに、これまでの歩みとこれからのことを聞いた。

three fragmented personas 映画に出会うまでに感じた、3つに乖離するペルソナ|山中瑶子

映画監督として活躍する山中瑶子さんに、その道を志した原点について尋ねると、高校生で映画に出会うまでに感じていた3つのペルソナだという。学校での自分、家庭での自分、一人でいるときの自分。それぞれの人格が大きく異なっていたことに、強い違和感を持っていた。そんな過去が、どのように映画監督という道へと繋がったのか。その根底には、絶対的な存在として立ちはだかっていた母親の存在がある。そして彼女は、自らの作品で一貫して“取り乱した女性”を描いてきた。その理由についても語ってくれた。

a notebook that started it all 鮮やかな表現の原点にある、“カレーノート”という存在|アオイヤマダ

ダンサー、俳優、モデルなど、いくつもの顔を持つ表現者、アオイヤマダさん。彼女の表現の原点にあるのが、高校時代にひとりで食べ歩いた“カレーの記録”。誰の目も気にせず、心のままに書き綴った文章は、まるで踊るように自由だ。今も読み返すたび、自分の内なる声に耳を澄ませることの大切さを教えてくれるのだという。

the book behind her novel カウガールたち|山内マリコ

時代の空気を繊細にすくい取る筆致で、多くの読者の共感を集める小説家、山内マリコさん。デビュー作『ここは退屈迎えに来て』をはじめ、『アズミ・ハルコは行方不明』や『あのこは貴族』など、これまでに発表した作品の多くが映画化されている。また、アートやカルチャーにも造詣が深く、その活躍の場は多岐にわたる。そんな彼女にも、かつて思い悩む時期があったという。“小説家になりたい”と悶々としていたとき、その思いに芽が出るきっかけとなったのが、アメリカの作家トム・ロビンズの小説『カウガール・ブルース』との出会いだった。

montmorillonite museum vol.05「素」| 竹村良訓

〈Pedal & Senza〉の主原料である“モンモリロナイト”を、アーティストの感性・視点を通して作品へと昇華させ、その新たな魅力と可能性に迫る連載「montmorillonite museum」。今回の作品は、カラフルな作風で多くの人を魅了する陶芸家・竹村良訓が手がけたシンプルで味わい深い“モンモリロナイトの器”。普段の作風とは真逆ともいえる、この表現にたどり着いた道のりを聞く。

share the learning フェミニズムの力で社会の景色を塗り替える|長尾悠美

「女性本来の意志を持ったスタイル」を追求し、2008年にスタートしたセレクトブティック〈Sister〉。オープン時からディレクションを担当し、2018年より代表を務める長尾悠美さんは、ショップを始めて10年を迎える頃から、「国際女性デー」に合わせて女性を取り巻く環境について伝えるイベントを続けている。フェミニズムにまつわる活動の原点にある、長尾さんの想いを聞いた。

a seamless creation weaving one world ネイルと花。シームレスな創作が織りなす、ひとつの世界|秋山かな

賑やかな表参道に位置しながらも、小さな路地を曲がった先にひっそりとたたずむ「青山レジデンスビル」。その2階と3階で、秋山かなさんは、ネイルサロン「Ten nail」と、花器と花のセレクトショップ「PART OF NATURE」を営んでいる。一見、全く異なるジャンルの店を掛け持っているような印象を受けるが、彼女のなかに境界はない。すべては創作の延長線上にあり、挑戦の積み重ねが今の彼女を作ってきた。

montmorillonite museum vol.04|伊藤 紺

〈Pedal & Senza〉の主原料である“モンモリロナイト”を、アーティストの感性で作品へと昇華させ、その新たな魅力と可能性に迫る連載「montmorillonite museum」。今回の作家は、歌人・伊藤紺。日常の情景や感情を丁寧に紡ぐ彼女が詠む、モンモリロナイトの短歌。

encounters reflect a new me 新しい自分を探し続ける、出会いと表現の旅|前田エマ

心惹かれるものがあれば、どこへでもふわりと飛び込み、出会った世界をそのまま表現する。モデルとしてのキャリアを持ちながら、エッセイや小説を執筆し、ラジオで言葉を紡ぎ、自由な発信を続ける前田エマさん。その原動力には、「もっと自分を知りたい」という好奇心と、色眼鏡を持たずに物事を見るニュートラルな視点があった。